マダニのシーズン到来です。
[2014年09月12日]
こんにちは院長の高橋多樹です。
毎年恒例ですが秋はマダニの産卵シーズンにあたり、マダニの数がとても増えます。
それを象徴するかのように、
秋にはマダニをつけたワンちゃん、猫ちゃんがよく来院されます。
しかも1匹2匹どころではなく50匹くらいの大量のマダニをつけたワンちゃん、猫ちゃんが来院することも珍しくないです。
大量寄生の場合、動くたびに動物の体からマダニがポトポト落下します。
そして体の表面にはたくさんのマダニが歩いています・・・
さすがにこの光景は何度見ても慣れることがありません・・・
マダニ。この虫が大量に体の表面にくっついている・・・
想像するだけでも鳥肌が立ちます。
当院周辺地域はマダニが非常に多い地域です。
また犬や猫の居住環境によってはマダニの大量寄生はけっして珍しくありません。
そしてマダニは『バベシア症』といった犬の病気や
『ライム病』『日本紅斑熱』『SFTS』といった人の病気も媒介するため、公衆衛生上も非常に問題になります。
マダニの寄生を受けないためには
①草むらや植え込みを極力避ける。
②マダニ予防薬を使用する。
この2点がとても大切になります。
(マダニ予防薬は当院にて処方可能です。詳しくはお気軽にお尋ねください。)
マダニの対策をしっかり行って秋の行楽シーズンを楽しく過ごしましょう。