きくの不妊手術

[2014年01月31日]

こんにちは、高橋千聡です。

先日、看板猫「きく」の不妊手術をしました。

麻酔からの覚めもよく、手術は問題なく終了しました。

麻酔中の様子↓

点滴をしています。

血圧を測定しています。

血中の酸素飽和度を測定しています。

心電図を取っています。

せっかくなので、不妊手術のお話を少しだけ書かせていただきます。

不妊手術には、メリット、デメリットがあります。

例えば、メリットには

①子宮、卵巣の病気を予防できる。

②望まない妊娠を防ぐ。

③乳腺腫瘍のリスクを低減できる。(早期に行った場合)

④発情の煩わしさが無くなる(犬は発情期の出血、猫は独特の鳴き声など)

などがあります。

また、手術ですので、当然デメリットもあります。

①全身麻酔に伴うリスク

②術後の出血

③太りやすくなる

④犬の場合、まれに術後に尿失禁がある。

などです。

わたしたちは、メリット、デメリットの両者を天秤にかけた場合、

メリットのが上回ると考え、

「不妊手術はしたほうがいいの?」と聞かれたときは、

「したほうがよいでしょう」と答えています。

ただ、やはり健康の体に手術をするということに抵抗をお持ちの方も当然いらっしゃいます。

また、手術には稀ではありますが上記のようなリスクも伴いますので、

メリット、デメリットを十分ご理解いただいた上で、手術のご決断をお願いしております。

そんなわけで、きくは無事に手術を終えたものの、

傷口の管理には手を焼きました。

傷口を舐めると、化膿してしまうことがあります。

なので、きくはエリザベスカラーを装着していて、傷口を舐めることはできないのですが、

もう一匹の看板猫「こすもす」が舐める舐める・・・・

何とか化膿もせずに、傷はくっつきましたが、

ひやひやしました~。

きく、手術よくがんばったね。