猫のフィラリア症についてお話します
[2021年04月13日]
こんにちは、髙橋千聡です。
暖かい日が続いていますね。
病院では、わんちゃんのフィライリア症予防の検査が始まっています。
わんちゃんに多いとされているフィラリア症。
では、フィラリア症って猫にもある病気なのでしょうか?
答えは
「あります」
その猫のフィラリア症について、Q&A形式でお話しますね。
Q. 猫のフィラリア症ってどんな病気?
A. 蚊に刺されることで、猫ちゃんの体の中に寄生虫が入る病気です。
寄生虫が入る場所は、血管や心臓の中です。
Q. どんな症状が出るの?
A. 呼吸が苦しくなる、咳をする、息切れがする、
元気がなくなる、ごはんを食べなくなる、痩せてしまう、
などです。
悪化すると、「突然死」を起こすこともあるので、猫ちゃんにとって、とても怖い病気です。
Q. 室内で飼っているなら大丈夫?
A. そんなことはありません。
1匹でも蚊がいれば、感染するかもしれません。
感染した猫の4割が室内飼育という報告があります。(ゾエティスジャパン調べ)
Q. そんな怖いフィラリア症。どうやってフィラリア症から猫を守ればいいの?
A. 1ヶ月に1回、予防薬を投与します。
予防薬を背中の皮膚に滴下するだけなので、飲ませる必要はありません。
予防の期間は、5月中旬~12月中旬 までです。
1年間で、8回投与します。
Q. 病院に行けば、お薬をもらえるの?
A. はい、お渡しします。
猫ちゃんと一緒にご来院ください。
体重測定と身体検査をして、予防薬をお渡しします。
予防薬を病院で滴下することもできますし、
ご自宅で飼い主様が滴下していただくこともできます。
Q. 予防薬は毎月、取りに行くの?
A. いいえ。
8回分、まとめてお渡しできます。
もちろん、毎月取りに来られても構いません。
飼い主様の中には、毎月猫ちゃんと一緒にご来院される方もいらっしゃいます。
その時は、美味しいおやつをもってきていただき、
そのおやつを食べながら、嫌がらないように診察室で予防薬をつけています。
Q. 6月になってしまったけど、まだ始められるの?
A. はい、始められます。
いつでも予防は始められますので、
遅れた場合でも、一度猫ちゃんと一緒にご来院ください。
猫ちゃんのフィラリア症は、診断が難しく、気づかないうちに進行している病気です。
とても怖い病気ですが、きちんと予防すれば、防げる病気です。
おうちの猫ちゃんも、始めましょう。
我が家の「きく」と「こすもす」も始めますよ~。
「こすもす」
「きく」
2人ともちょっと嫌がりますが、
大好きなちゅーるを食べながらであれば、上手にできるんですよ。
みなさんも、猫ちゃんの美味しいおやつを使いながらやってみましょう~。
ご質問やご不明な点は、お気軽にお問い合わせください。
0568-68-9508